自宅から往復200km越え。5時に出発して、帰宅したのは21時前だった。長い1日だった。山は低くても楽しさ満点。栃木はいいところでした。
【メンバー】
単独
【記録】
5:41 自宅出発 利根川右岸CR
7:35-46 関宿城 利根川左岸CR→渡良瀬川左岸CR→右岸CR→r11
10:30-47 大中寺 太平山ヒルクライム
11:06-35 太平山(茶屋) 林道→登山
12:09-12 晃石山
12:40 太平山頂上
13:47 琴平峠 登山
14:10 琴平山 r126→r144
15:10-43 唐沢山 R170→r9→渡良瀬川右岸CR→左岸CR→利根川右岸CR→江戸川右岸CR
20:45 帰宅
【分析】
Dist 201km Tm 10:57 Av 18.4km/h Elv 1724m Av PW 93W Cal 4105kcal
計画
そういえば、ここ1ヶ月は山に登っていない。
行かなければ。
そこで考えるのである。
なんとか自転車で山に行けないだろうかと。
筑波山までは自転車登山をしたことがあるので、他のところにしたい。
自転車ブログを読み漁っていると、栃木の太平山という山がヒルクライムで有名らしいということがわかった。
美しい眺望がセットで付いてくるらしい。行くしかない。
太平山は標高341mと低山であるが、頂上付近には茶屋が数店舗建っており、人気ぶりがうかがえる。
でも、太平山だけでは物足りない。
隣にある晃石山も登ろう。
さらに、自転車ブログを漁っていると、唐沢山も有名だとわかった。
だったら、唐沢山も登ろうじゃないか。
またある人は、数キロ北に位置する琴平峠もセットにして走っていることが判明した。
よし、琴平峠も追加だ。
これで計画は固まった。
もう一度まとめなおすと、
- 太平山ヒルクライム
- 太平山登山
- 晃石山登山
- 琴平峠ヒルクライム
- 琴平山登山
- 唐沢山ヒルクライム
- 唐沢山登山
つまり、
ヒルクライム3本+登山4本である。
考えただけでもワクワクしてきた。
準備
思い立ったら即行動。
次の週末は雨天・曇天だが、火曜日は快晴の予報である。
都合よく建国記念日である。
この日に出かけることに決めた。
SCWをチェックすると、気温は最低-1℃と低いものの快晴かつ微風である。
行くしかない。
おにぎり4つを手作りして、その他もろもろのウェアを用意。
冷え込みそう+ヒルクライムで汗冷えが心配なのでファイントラックのスキンメッシュを追加。こいつは信頼できる。
冬山でも毎回着用して、何度助けられたことか。
高いけれど、長持ちする。チャリでもこいつを着用すべし。
出発
5時のアラームで飛び起きて早速サイクルウェアに着替える。
お湯を沸かして体を温める。
昨夜に炊いたご飯の残りと味噌汁、納豆をかき込み、いざ出発。
レインウェアを着ずに走り出したら、寒くて仕方がなかった。20分ほどペダルを回すと身体も熱くなってきた。
未明の下道は交通量が少なくて快適ですな。それでもR16はトレーラーが数多く走っていた。
柏の自宅からまっすぐ北上を続ける。出発から30分ほどで利根川CRに出る。
CR北上中に日が昇ってきた。しばし休憩をとって拝む。なんの変哲も無い日の出だったが、やはりお日様は偉大である。
朝の利根川は犬の散歩をしている人が多かった。
この先、ゴルフ場付近でCR消滅した。それにも関わらずダートをまっすぐ突っ切ろうとして失敗。墓地に迷い込んだ。
次の通行止め箇所は素直に一般道へ迂回。
=関宿城でおにぎりを食べる
そうこうしているうちに関宿城に到着。
暖かい陽だまりでローディが一人行動食を食べていた。
なんだか、その風格に人生の余裕を感じ、自分もそんな人間になりたいと思った。
さて、そんな私は…
筑波山のよく見える広場の隅に移動して、
ボロボロのコンクリブロックに腰掛けて、
手作りの貧乏くさいおにぎりをほおばる。
のでした笑。
不満はないんです。
自分が幸せならそれでいいんだ。
おにぎりは冷たくなって、ご飯がパラパラと崩れて食べにくかった。
これって糊化(β化)して消化に悪いんだよね。
でもね、消化されにくいデンプンはレジスタントスターチといって、血糖値上昇の抑制・腸内環境の整備といった効果があるらしいよ。
…というような言い訳をしながら、
偉大なる筑波山を拝みながら、
自分で作ったおにぎりを美味しくいただくのだった。
=快走の利根川〜渡良瀬遊水池
ここを走るのは3年ぶりくらいかもしれない。
懐かしいな。
あの時は宿泊装備をリュックに詰めて、
それをCAADXにくくりつけて、
はるばる旅をしていたのだった。
当時の情景が次々と蘇ってきた。
で、肝心のCRは復旧作業が所々であったが、多少の迂回で済んだ。
新幹線をくぐったりしているうちに、ごく自然に渡良瀬川CRへと誘導された。
渡良瀬川CRは田舎風情に溢れるところだった。
老後に住むのならこういうとこでも良さそうだ。
目の前には渡良瀬遊水地がどーんと広がり、その奥には浅間山、赤城山、日光白根、男体山などの名だたる山々が並ぶ。
=七不思議の大中寺へ
大中寺には七不思議が伝わる。
上田秋成の雨月物語の舞台の一つでもあったようだ。
もともと1154年に建てられた真言宗の久寿寺を前身としていたが、1489年に曹洞宗の寺として再興した。
以前から禅に興味を持っていたことも手伝って、迷わず立ち寄る。
麓からまっすぐ続く苔むした参道とそれに沿った杉並木。
無料駐車場は登山者の車で賑わっていたが、境内は静かでひっそりとしていた。
追記
雨月物語は高校の教科書でも取り上げられていたのを覚えている。
中国や日本の伝説を取り上げた怪異小説のこと。
もう一度、読み直したくなってしまった。
=太平山ヒルクライム
私はこれまでヒルクライムなどやったことがなかったが、なんとか足をつかずに上れた。
ギアはアウター縛り。
そもそも、FDのシフトワイヤーが疲労しているので、常にアウター固定にしている。
路面は極めてよく、轍もなかった。
車の往来も少なく、
=晃石山・太平山登山
往復1時間ほどである。
私は早足だったので、少しは縮んだ。
・持ち物
フロントライト1、簡易ワイヤー錠
・服装
上:ファイントラックスキンメッシュ厚手ロング、モンベル長袖ウィックロンZEO、ワークマン長袖ジャケットムーブアクティブサイクルジャケット、モンベルレインウェアストームクルーザー、ネックウォーマー
下:パールイズミ夏用パンツ、パールイズミ長袖パンツ、モンベル登山用ソックス、ノースフェイストレランシューズ
・食料
おにぎり4個(自炊)
・飲み物
水500mL*4(公衆トイレで水1L補給)
・道路状況
・利根川右岸CR(野田市)
開放感あふれる快適な路面
常磐道および利根運河付近より上流側5kmはCRなし→並走する一般道(r7など)へ
野田市北部は護岸整備のためCR通行不可→並走する一般道へ
・利根川左岸CR(関宿〜栗橋)
概ね快適な路面
R4バイパス付近で護岸整備のため迂回2km
・渡良瀬川左岸CR→右岸CR
広くて綺麗な路面。田舎風情あふれる雰囲気の良い道。散歩の高齢者多し
・太平山ヒルクライム(林道下曽川線、南→北)
路面よし。2車線。ヒルクライム初心者でも十分に挑戦可能。最後の急坂が苦しい
・太平山ダウンヒル(太平山遊覧道路、南→北)
なだらかな緩い下り。展望も所々開けて気分が良い
・琴平峠ヒルクライム(東→西)
琴平峠以東は台風19号による崩壊のため通行止め(20.02.11時点)。サーキット場の脇を通るため、レーシングカートの爆音と排ガス臭が難点。人工林が続いて展望もなく、あまり楽しくない。ヒルクライム初心者でも十分に挑戦可能
・琴平峠ダウンヒル(東→西)
峠以西は通行可能。なだらかな緩い下り。東側とうって変わって静かで気分がいい。落葉樹のため、冬季は視界が開けて木漏れ日が暖かい。下部は人工林が広がる。
・唐沢山ヒルクライム(北→南)
最初の激坂を除けば初心者でも挑戦可能。初っ端から激坂。最初のヘアピン左カーブは壁のよう。車でさえもセンターラインを割って上るほど。転倒しかけたライダー(バイク乗り)がいた
・唐沢山ダウンヒル(北→南)
綺麗な路面。展望広大。来てよかったと思える場所。関東平野を見渡せる。センターにはキャットアイが並ぶ。
・R170→r9
渋滞が激しい。アウトレットや大型ショッピングモールが続く。信号も交通量も多くストレスがたまる
・利根川右岸CR
概ね良好な路面。護岸整備のため一部迂回の必要あり。通行止め箇所は左岸より多い
・江戸川右岸CR
道幅広く、左岸(千葉県側)よりも若干路面がいい(気がする)



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